内容説明
「遠くにいる人」ほど、役に立つ。つながる数よりも質が重要、よく会う仲間よりもたまに会う人が支えになる―ネットワーク分析で解き明かす、最も効率的な人間関係の築き方。
目次
序章 人脈づくりを戦略的に考える
第1章 パーソナルネットワークをどう考えるか
第2章 人と人との関係が生むソーシャル・キャピタル
第3章 優れたネットワークの構築
第4章 目的に応じたネットワークを把握する
第5章 創造性を生むネットワークのあり方
第6章 隙間と連鎖が情報収集・競争を有利にする
第7章 他者から選ばれる関係とは何か
補章 パーソナルネットワークの分析の進め方
著者等紹介
安田雪[ヤスダユキ]
GBRC社会ネットワーク研究所所長、東京大学ものづくり経営研究センターCOE特任助教授。1963年東京生まれ。86年国際基督教大学教養学部卒業、93年コロンビア大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。国際基督教大学非常勤講師、立教大学助教授などを経て、現職
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sanchai
4
ネットワーク論の復習のために、安田さんの著書のうち、最もとっつきやすそうだった1冊を再読することにした。今回は「スケールフリーネットワーク」をよりよく理解するきっかけにはなった。2014/09/09
やしきち
1
「人脈」を科学的に分析し、わかりやすく解説した良書。自然に振る舞うと集中同質型のネットワークが構築される。分散多様型のネットワークを築くためには、目的を持って微調整を続けなければならない。そのためには、異なる人たちを許容し、調整する能力が求められるということでした。自分と他者の関係性を客観的に捉える能力の必要性は感じますし、ビジネスの上では分散多様型のネットワークが有利でしょう。しかし、他人に何を求めるかによって人的ネットワークの構築の仕方は変わるので、最後は自分の価値観が大切なのではと思いました。2013/09/10
kuma-kichi
0
スケールフリーネットワーク。 なかなか難しいが、結局「弱い紐帯」がよい、ということかな。2017/08/07
アクサン
0
22015/11/15
よこよこ
0
論文形式に慣れてないため、タフな一冊となりました。それでも最後まで読み進められたのは、著者の垣間見える人柄と興味深い内容だからでしょうか?後半に近づく程、面白くなりました。職場でのNETWORKの構築に参考になるかと思います。具体的にはどうすると言うこと書かれてないので、指針にはなるかと思います。2015/01/31