出版社内容情報
世界でも最も尊敬を集める元FRB議長が、高潔さを貫いてきた半生を振り返り、金融と政府のあり方に警鐘を打ち鳴らす信条の書。
内容説明
伝説のFRB議長、最後の警鐘。通貨・金融への信頼、政府への信頼回復のために何が必要なのか?現代金融の同時代史にして、強い危機感をもとに書かれた未来への羅針盤。
目次
賢い年老いたオウム
大人になるまで
学業を修める
駆け出しの社会人として
ワシントンに向かう
「世界で一番やりがいのある仕事」
挫折した通貨制度改革
始まりの場所に戻って
インフレと闘う
国内外の金融危機
終わらなかった任務:金融システムの修復
FRB議長退任後
あちこちで「ミスター・チェアマン」に
誠実さを求めて
規準を定める
新しい金融の世界:崩壊と改革
三つの基本原則
力を尽くしてくれた人々
著者等紹介
ボルカー,ポール・A.[ボルカー,ポールA.] [Volcker,Paul A.]
連邦準備理事会(FRB)議長を1979年から87年にかけて2期務めた。このほかに財務省の金融担当の次官、ニューヨーク地区連邦準備銀行総裁などを歴任した。アメリカの連邦政府でおよそ30年間、仕事をしてきた。FRB議長退任後も公共への奉仕を続け、ボルカー・アライアンス会長、オバマ大統領の経済再生諮問会議議長、国連の石油食料交換プログラムをめぐる独立調査委員会の委員長に就いた。またスイスとユダヤ人の組織によって結成され、ナチスによる迫害の犠牲者がスイスの銀行に持っていた預金口座やその他の資産の現状の調査と、それらの処置の準備にあたる独立賢人委員会のトップを務めた。プリンストン、ハーバード、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで学んだ。各母校から、また多数のほかのアメリカおよび海外の大学から名誉博士号を与えられた
ハーパー,クリスティン[ハーパー,クリスティン] [Harper,Christine]
20年余りにわたって金融分野の記者および編集者を続けてきた。現在、ブルームバーグ・マーケッツ誌の編集長。それ以前はエグゼクティブ・エディターとして、ニュース部門のうち金融関連企業のグローバルな動向を担当した
村井浩紀[ムライコウキ]
1984年に日本経済新聞社入社。ヒューストン、ニューヨーク、ロンドンに駐在。経済解説部長などを経て2018年から日本経済研究センター・エグゼクティブ・フェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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