内容説明
人々の様々な欲望をのみこむ街はあらゆる商業が覇を競う戦場である。気まぐれな消費者と目先のきく商業者が丁丁発止と渡り合い、情報が飛び交う街に、ビジネスのトレンドがある。「街は天窓のあいたラビリンス(迷宮)でなくてはならない」というのが筆者の持論。モノを売る仕掛けとしての舞台空間をどうつくるか。都市商業の戦略対応を綿密に分析。
目次
序章 ドラスチックに変貌する繁華街
第1章 怪物都市“東京”の繁華街は多核化する
第2章 浮揚する郊外都市のトレンドを読む―大都市東京圏の拡散と分縮の構図
第3章 地域文化の喪失は街の特性をなくす―近代化と土着性との相剋
第4章 街おこしのフィロソフィーと戦略―ソフト優先、人間性重視の舞台づくり
終章 街と商業に戦略的マーケティングが必要