出版社内容情報
《内容》 浜松医療センターを中心としたメンバーの精力的な調査・分析・研究成果をもとに、痴呆の早期発見、早期診断、早期治療の最新知見を平易に解説した。痴呆の初発症状から進行過程の捉え方、種々の神経心理学的テストの説明、脳活性化訓練や外科的治療など具体的に解説。臨床医はもとより、ナース、保健婦、地域医療従事者の方々の必読書。
目次
１ 痴呆の診断（痴呆の定義と診断基準の問題点；痴呆の機能解剖と神経心理学；痴呆のための補助診断検査法の現況；浜松方式簡易痴呆診断スケール；脳の正常老化とは；痴呆は幼児への退行現象か；痴呆症例に特有な病歴聴取；痴呆の鑑別診断）
２ 臨床症状の特徴と推移（前痴呆の症状の特徴；軽症痴呆の症状の特徴；重症痴呆の症状と経過）
３ 各痴呆型の実際（本態性老年痴呆〈アルツハイマー型痴呆、老年痴呆、ＳＤＡＴ〉；血管性痴呆；その他の二次性痴呆）
４ 今後の問題点
