目次
第1部 初期開発経済学の射程(W・A・ルイスと輸出指向型工業化戦略;A・O・ハーシュマンの開発論と市場経済観―情念制御の開発思想;「新しい貿易論理」とG・ミュルダール―「外部性」理論を越えて;国際資本移動と開発論―R・ヌルクセからの出発;マハトマ・カンディーの社会経済思想―オルターナティブ開発思想の一源流として)
第2部 開発の現実と展望(環境と開発―水資源の視点から;「東アジアの奇跡」と外部経済論―経済開発と政府の役割のゆくえ;天然資源輸出とナショナリズム―マレーシアの例;北東アジアにおけるEU型国際協力実現の可能性―紛争の制御と国際共同開発;開発におけるNGOの役割)