内容説明
農村から大都市バンコクに出てきて、マッサージ・ガールを生業にする女性たちの話。
目次
1 農村、都会と社会変化
2 バンコクの繁華街(マッサージ・パーラー;マッサージ・ガール;家との絆)
3 農村社会(北部と東北部;村;ウドン県ドンバー村―開発に乗り遅れた村;ファン郡とドクカムタイ郡―乾地での農業と麻薬;ヴィエンパーパオ郡とトゥンクィン村―都会資本の進出;女たち)
4 結論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うちこ
6
年始にタイ北部を旅して気になったので読みました。北部からバンコクへ出稼ぎに来る人の背景が書かれています。 40年前のことが書かれているけれど、土地の位置関係と事情は大きく変わらないもの。 タイの北部はベトナムに近く、ベトナム戦争で作られた性産業のインフラの影響を、南部のバンコクよりも強く受けています。 農業の閑散期サイクルが長い土壌の影響、やることのない若い人のエネルギーを還元する先として、性産業はあまりにも効率が良すぎて一度知ってしまったら他の仕事に戻れなくなる。本人だけでなく、家族が。ということでした2023/01/26