出版社内容情報
タイのNIES化現象を、財閥の歴史的形成と再編過程を軸に分析し、タイの伝統的なファミリービジネスがその企業組織、所有形態、経営意識をどのように変えつつあるかを実例で解明。
内容説明
タイのNIES化現象を、財閥の歴史的形成と再編過程を軸に分析。
目次
序章 タイ財閥の形成と再編―事業多角化と経営改革
第1章 サイアムセメント・グループ―「国王の事業」から「産業コングロマリット」へ
第2章 CPグループ―タイ最大のアグリビジネス・グループ
第3章 バンコク銀行グループ―チンによる金融帝国の形成
第4章 サハ・グループ―消費財産業と近代広告業の推進者
第5章 セントラル・グループ―流通革命を担う「タイのデパート王」
第6章 サハユニオン・グループ―輸出志向型コングロマリット
第7章 サイアムモーターズ・グループ―再編せまられる「タイ自動車王」
第8章 ブンロート・グループ―ビール王国の建設
第9章 BMBグループとTCCグループ―「ウイスキー戦争」の政治経済学
第10章 ラムサム・グループ―タイ資本主義発展の縮図
付表(タイにおける民間企業売上高上位60社;タイ財閥の事業内容と経済規模比較;タイ経済主要指標と為替レートの変遷)