出版社内容情報
これまで企業成長のための手段として扱われてきたM&Aを、ダイベストメントや清算まで含めた広義のM&Aとして再定義し、リストラ戦略展開の重要な一手法として改めて位置づける。
内容説明
国際化、情報化、高齢化などのキーワードが示すように、今日、急激に変化する外部環境は、企業がリストラを必要とする要因となっている。本書は、これまで専ら企業成長のための手段として取り上げられてきたM&Aを、ダイベストメントや清算まで含めた、広義のM&Aとして再定義し、企業活動の調整局面であるリストラクチャリング戦略展開の重要な一手法として、改めて位置付けようとする試みである。
目次
企業リストラクチャリングとダイベストメント
企業リストラクチャリングの構成素と形態・方式
ダイベストメントの資本市場への影響
わが国における企業ダイベストメントと資本市場の反応
企業リストラクチャリング戦略の策定とプロセス
退出路としてのM&A
ダイベストメントのさまざまなかたち―ケース・スタディ
企業倒産・被買収の選択とその予測
コーポレート・ガバナンスと企業リストラクチャリング
結び―今後の課題