出版社内容情報
国家・企業間の熾烈なグローバル競争をイノベーション力で席捲する秘訣とは。IT業界有数のイスラエル・ウォッチャーが謎を読み解く
内容説明
最強イノベーション国家はなぜ生まれたか。IT業界有数のイスラエル・ウォッチャーが、エリート1万人からトップ50名を選抜・育成する超エリート教育「タルピオット」の秘密を解き明かす。
目次
第1章 身近にあるイスラエル技術
第2章 生きるために制約を乗り越える:イノベーションを生む土壌
第3章 人を育ててきた歴史とイスラエルが取った戦略
第4章 超エリートを育てるタルピオット・プログラム
第5章 教育を重視するイスラエルの文化的背景
第6章 日本とイスラエルとの違い
第7章 イスラエルから学べること、我々がなすべきこと
著者等紹介
新井均[アライヒトシ]
事業開発コンサルタント兼ライター。1955年東京生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科電気工学専攻、MITスローンスクールMOTプログラム修了。NTTで表示デバイスの研究開発に従事後、外資系メーカー・新規参入通信事業者でのマネジメント経験を経て、2007年にモバイルサービスの会社を起こす。現在は、イスラエル企業の日本市場進出を支援しつつ、イスラエルに関する記事をWEBメディアで発信。日本イスラエル商工会議所、日本イスラエル親善協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Fondsaule
27
★★★★★ 国の成り立ちからして日本と正反対のイスラエル。周りは全部敵。国土のかなりの割合をネゲブ砂漠が占めている。資源は人だけ。すごいな。旧ソ連からイスラエルに移住している人が多いというのは知らなかった。2021/09/29
塩こんぶ
3
教育にかける熱量。ベースアップは大事だと思うけれども、引き出すには細やかな対応が必要なのだなあと実感。2020/06/20
Ramo
2
イスラエル。遠い国。未知の国。常に危機感を持った国。日本と正反対な国。エリート教育力入れている国。失敗を恐れない国。砂漠地帯にも関わらず水の供給さえあれば農業に適している国。多様性を尊重しながらそれぞれが物言う国。ギャップイヤーの間に世界や自分の目で見てから大学で何を学ぶかを明確にして進学するなど日本が見習うべき点が沢山。2022/03/21
h t
2
イスラエルのエリート教育について2020/12/05
都人
2
よく知らなかったイスラエルという国家が良く解る。戦後に人口六〇万人で独立、現時点でも一〇〇〇万人に満たない。独立直後から数度の戦争を戦い、今も周囲の国から国家としての承認を得ていない。そのような条件がありながら、国家を維持・発展させる。それは凄い事だ。2020/09/29