統計学でリスクと向き合う―あなたの数字の読み方は確かか

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784492470718
  • NDC分類 350.1
  • Cコード C3033

出版社内容情報

統計(学)はビジネスマン必須の能力である。株価、在庫管理、プロ野球、囲碁、ガン治療など身近な話題を例に統計(数字)の見方・考え方を述べたエッセイ。

内容説明

数字はウソをつかない。しかし、人間が注意深く読まないと、正しい使い方はできない。本書は、著者が直面した個人的な問題あるいは関わりを持った社会的な問題を含めて、身近な話題を例にとりあげ、注意すべきポイントを解説したものである。

目次

常識のうっかり間違い―往復の平均速度
常識的な平均値についての常識的な知識―偏差の合計
常識的な平均値についての常識的でない知識―偏差の2乗の合計
株式投資の平均的収益率は?―幾何平均について
「70のルール」―複利的成長
比率を正しく使おう―ベースの違いを考えよ
続・比率を正しく使おう―比率の種類
ダウ平均株価の謎―平均と名がついているが
ダウ平均株価指数再論―日経平均銘柄入れ替えをめぐって
標準偏差恐怖症をなくそう―重要なのは数式よりも考え方〔ほか〕

著者等紹介

宮川公男[ミヤカワタダオ]
1931年埼玉県に生まれる。1953年一橋大学経済学部卒業、1958年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了、商学博士(一橋大学)。1971年一橋大学商学部教授、1979年商学部長、経済企画庁システム分析調査室室長、通産省情報化対策委員会のシステム監査部会長、産業構造審議会リース産業部会長、文部省学術情報センター運営協議員、経営情報学会会長、システム監査学会会長などを務めた。現在、麗沢大学国際経済学部教授、一橋大学名誉教授、(財)統計研究会理事長
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

3
この本は、統計や意思決定の理論で高名な宮川先生の著書ですが、題名とは異なりかなり統計学のとっかかりをつけて、統計学に興味を持たせてくれるような本だと思います。今統計学は結構ちまたで話題になってきていますが、やはり苦手な人は多いと思います。これを読むことによってかなり今までとは違う感じを受けるのではないかと思います。2013/07/22

旅猫

1
「記号や式はコミュニケーションのための約束ごと」と本文中にありました。その基準に照らし合わせると私は簡単な意思疎通すら困難なレベルですが、幸い著作は日本語表記でしたので、内容としては興味深く読めました。統計学は興味のある分野なので・・・まずは中学算数からやり直してみますか。世間は夏休みだしね。2010/07/23

k_jizo

1
★標準偏差、回帰曲線の説明。解りやすかったが、元が難し過ぎた。2009/08/21

しゃりん

0
前半は難しい箇所もありななめ読み。後半の著者のがん治療について統計学で対処した章は読みやすく参考になった。統計学を実践で使うには難しそうだが、考え方を自分なりに運用していきたいと思えた。著者に感謝。2021/03/18

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