アジアの企業家

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784492442975
  • NDC分類 335.22
  • Cコード C3033

出版社内容情報

アジアを代表する企業家5人の軌跡を辿りながら、躍進するアジア多国籍企業の実態を探る。華人研究を基盤として発展した、新しい研究テーマの入門書。

内容説明

現代アジア政治経済学が進化するにつれ、アジアの現地企業を各国固有の政治経済の文脈で捉える研究が登場し始めた。それまでの華僑企業研究から、華人が土着化し活動する国の文脈の中で捉えるアジア企業研究へと転換したのである。本書は、このような認識と視点に立脚したアジア企業家の入門書である。アジアの経済発展とともに誕生した代表的企業家5人を、各国に特有な政治、経済、社会構造との関連で捉えながら、アジア企業家の実像を生き生きと描いている。

目次

序章 アジア企業家の誕生
第1章 韓国の三星―国家の発展を先導した財閥
第2章 台湾の宏碁―パソコン王国の旗手の再挑戦
第3章 インドネシアのサリム―政商、コングロマリット、そして解体へ
第4章 タイのバンコク銀行―チンが築いた東南アジア有数の銀行
第5章 マレーシアのクオック―マレー国家と華人世界のはざまで
終章 アジア企業家を考える
もっと知りたい人のための研究案内

著者等紹介

岩崎育夫[イワサキイクオ]
1949年生まれ。1972年立教大学文学部卒業。アジア経済研究所地域研究第1部を経て、現在、拓殖大学国際開発学部教授。主な著作に、『華人資本の政治経済学』(東洋経済新報社、1997年、アジア・太平洋賞受賞)などがある
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