内容説明
「汚名挽回」「時期早尚」「とんでもございません」「私には役不足ですが頑張ります」それをいうなら「力不足」でしょ!って突っ込まれたことはありませんか。いまさら人に聞けない間違い例を取り上げ、なぜ間違えるのか明解に解説。あなたの日本語力はダイジョウブ?
目次
第1章 意味・ニュアンスの取り違えとことばの誤用
第2章 慣用表現の言い間違い
第3章 故事・ことわざの勘違い
第4章 語法の間違い・勘違い
第5章 避けたい重ね言葉
第6章 漢字の読み間違い
第7章 漢字の書き間違い
著者等紹介
西谷裕子[ニシタニヒロコ]
1948年愛知県生まれ。教職、出版社勤務を経て独立。主に辞典・事典の執筆・編集に携わる。現代俳句協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Humbaba
3
言葉は絶対不変のものではなくて,頻繁に移り変わるものである.しかし,それは語源を覚えなくてよいということにはならない.どのような意味で使うにしろ,まずはその言葉がどのような歴史を持って生まれ,使われてきたのかに思いを馳せることは大切である.2011/05/20
\しおり/
1
「間違いは自分で気づくのはなかなか難しいものです」「正しく理解し、正しく伝える、その努力こそ大切なことなのではないでしょうか」。単語と解説、用例が載っていて日本人が日本語の勉強をするのに適している。「薄紙を剥ぐよう」が病気以外には使えないことや「やおら」と「やにわに」が間違えやすいなど、おもしろい。あいうえお順にするだけで辞書になると思う。2013/08/15