創元ノヴェルズ<br> フィーヴァードリーム〈上〉

創元ノヴェルズ
フィーヴァードリーム〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784488800451
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

いったいジョシュア・ヨークとは何者なんだ。船長のアブナーは舵を握りながら思った。事故で持ち船を失った自分に共同経営の話をもちかけ、莫大な資金を出してこの壮麗な蒸気船フィードヴァードリーム号を建造させた。ミシシッピ川での船旅がしたい、と言う。そのくせ昼間は船室に閉じこもったきり、姿を見せるのは夜だけだ。何が目的なのか。…アブナーはまだ知らない。ジョシュアが仲間の吸血鬼を率いた血の支配者であることを。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

8
1800年代、アメリカ、ミシシッピ川を疾走する蒸気船を舞台にした吸血鬼物語。文句なしに面白く、楽しめること請け合いのエンタテイメントでした。この上巻では、分かりきっている落とし穴にどんどん近付いていく登場人物をひたすらハラハラと見守ることしか出来なかった。勢いのままに下巻まで一気読みです。2013/12/11

アイゼナハ@灯れ松明の火

8
“氷と炎の歌”シリーズの作家の吸血鬼モノということで、読んでみることに。奴隷制度が当然に存在した頃のアメリカ南部ミシシッピ川流域を舞台に物語は進みます。謎の人物ジョシュアが、荒っぽいけど実直な蒸気船の船長マーシュの信頼を勝ち得るために語りかけるシーンは圧巻。でも、この作家のことだから、簡単に理想に燃える人たちを勝たせてはくれないんだろうな…ドキドキしながら次巻へ。2010/01/31

ジョジョ

6
ミシシッピの地図を眺めながら読むのがおすすめ (氷と炎の歌ファンも発見あると思う!)2017/02/26

NezMozz

6
再読。これ、今のご時世で漫画化とか映像化されたらかなりのもんじゃないだろうか。禍々しいが聡明で優美な美貌の蒼白の王と、醜いが逞しく誠実な川の男の、キリキリとせめぎ合うような友情。骨太なストーリーと、詩的で耽美だが押し付けがましくない描写。物語に引き込む力と、うっとりと人物に酔わせる力を素晴らしいバランスで兼ね備えている。2010/02/24

詩歌

5
吸血鬼もの、というので読み始めた。蒸気船で移動する古風でゆったりとした雰囲気。2014/03/13

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