創元推理文庫<br> 神の目の小さな塵 〈下〉

創元推理文庫
神の目の小さな塵 〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 508p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488654023
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Cinejazz

16
<マッカ-サ->号から離れた着陸艇が、「神の目」と名付けられた赤色巨星近辺の惑星の住むモ-ート母星に降下した。 人類が初めて出会ったエイリアンたちは、高度な文明を保持しているが、繁殖力に富み、爆発的な人口増加を戦争で抑圧する歴史を繰り返してきていた。 一見温和そうなモート人の表情の下には、したたかな外交政策を練る危険性を孕んでいた。 果たして、モート人は敵か味方か?。〝 ・・・モート人が宇宙に散らばるのを許すわけにはいかない。 銀河系に疫病が猖獗を極めることになるのだから。 そして、この種の疫病には、↓2024/02/03

スターライト

8
反乱軍を鎮圧したロッド・ブレインが艦長となってモート人と接触。彼らは果たして善意の持ち主なのか、人類の敵なのか。ファーストコンタクト・テーマに生物学的要素を付加し、ニーヴンとパーネルコンビの記念すべき第一作。ル・グインの『所有せざる人々』と最後までヒューゴ賞を争ったらしいので、アメリカでは人気だったようだ。ハインラインが「おそらくわたしがこれまでに読んだ最高のサイエンス・フィクション」という、スペース・オペラとハードSFを融合させたエンタテインメント巨編。2023/10/17

宇宙猫

7
★★★★★

ニミッツクラス

5
79年の4版(初版は78年)を読んだ。2分冊の下巻。ファーストコンタクトと言うと語弊がある。帝国の版図は充分に広く、惑星の併呑をも厭わない。本書ではメンタリティの違うモート人の扱いの賛否を軍と学者たちの葛藤から見ているが、人類ならこうあるべきと言うメッセージ性は無い。純粋に物語ゆえに却ってレビューし難い。決着の鍵は奈辺にあるのか・・モート人の特異な生理機能か、ミニチュアか、触れられたくない過去か、ギフトシップか、地球への表敬訪問の裏側か・・などと気を揉み、後編ともなると“読み疲れた”の一言。★★★★☆☆2015/04/02

レイス

4
マッカーサー号が破壊されるところまでは面白かった。ネズミの増殖のせいで船は沈んだみたいな。実際は軍事的な理由で嫌だけど、軍事的に見ればそれは正しい選択だ。軍人キャラも悪役そうに見えたけど規律正しくて好ましかった。うん、軍人も商人も学者も異星人も、悪役はいなかったと言える。ファーストコンタクトの対応としてリアルなsfと言えるけど、後半は政治的過ぎて眠くてたまらなかった。2018/10/21

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