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創元推理文庫
死神と二剣士―ファファード&グレイ・マウザー〈2〉 (定訳版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 412p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488625092
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

最愛の恋人を失ったファファードとグレイ・マウザーは、忌わしい過去の忘却と新たな明日を求め、さい果ての地へと旅を続ける。だが奇怪な魔法使いの予言どおり、ふたたび彼らは、あの呪われたいにしえの都ランクマーへ舞い戻ってゆくのだった。夜の闇を裂いて凶鳥が飛び、失われた古代大陸を探して幻のガレー船が大海をさまよう。めくるめく剣と魔法の世界を描くシリーズ第2弾。

著者等紹介

浅倉久志[アサクラヒサシ]
1930年生まれ。大阪外国語大学卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スターライト

4
本書は、シリーズ初期の作品を収めており、訳者あとがきにあるように、〈ウィアード・テールズ〉向けの怪奇と幻想味あふれる短篇がそろっている。とりわけ〈目なき顔のシールバ〉と〈七つ目のニンゴブル〉の存在はその風味をかきたてており、シリーズ中でも特別な位置を持つかと思われる。印象に残ったのは、海に没したシモルギアにまつわる幻想譚「沈める国」と、口にするのもはばかられる〈影の国〉での冒険譚「痛みどめの代価」。これぞ、〈剣と魔法の物語〉といえる傑作。2011/06/11

辺野錠

2
前回のオリジン編を経て今回はファファードとマウザーの二人が様々な冒険をするのが良かった。二人の魔法使いはここから先の二人にどう関わっていくのかが気になった。2020/01/15

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

2
☆×4.5…左目負傷の中、読み終えました。やっぱり彼らのドタバタ、楽天的の極みなのは相変わらず。そしてランクマーという土地の呪縛もまた離れられず。(ある出来事で決定的に)面白いというか重要かなと思った作品は彼らのトラウマを取り払う試練の物語である「痛みどめの代価」かな。それとマウザーが狂ってしまう「珍異の市」もオチが面白いのでお気に入りです。5巻しかないけれどももっと読みたいと思わせる作品です。2012/11/27

KBS

2
印象的な情景で描写されるダイナミックなアクションが相変わらず格好いい。この巻からファファードとグレイ・マウザーの本格的な冒険が始まり雰囲気も前回より鬱々としてないせいか二人の掛け合いが多く、それが人間臭くて面白い。物語もヒロイックファンタジーらしい怪奇趣味を含んだ幻想的な冒険譚から皮肉の効いたユーモアのような一風変わった話まで様々な作風の話が収録されているので読んでいて飽きない。全体的に一巻よりもさらに楽しめる内容だった。2011/11/06

マサトク

1
ハイファンタジーと呼ばれる物語の世代より昔の「伝奇小説」的な、あるいはHPLの諸作品のような読み味があるなあ。魔法や怪奇が描かれはするものの、明確な「呪文!アイテム!効果!」のようなそれではなく、むしろ「呪い」に近いようなものとして描かれる(後期の作品についてはそうでもないけども)。しかしそういやグレイ・マウザー、魔法を使えたはずでは…?と思うもののそういう場面は特にない。つまらなくはないが、文章は読みやすさを指向したものではないから、腰を落ち着けて読まないと何が起こってるか分かりにくい。でも好き。2022/04/26

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