創元推理文庫
失われし一族〈上〉―ヴァルデマールの風・第2部

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  • サイズ 文庫判/ページ数 382p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488577087
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

“隼殺し”の攻撃は撃退され、エルスペスは“鷹の兄弟”のもとで魔法の修行をすることになった。彼女を指導するのは“暗き風”。だが、彼はエルスペスに複雑な感情を抱いており、二人はどうもうまくいかない。見かねた鷲獅子たちがついに教師役を買って出ることに。一方スキッフは“もとめ”を持ったまま姿をくらましたナイアラを捜していた。“ヴァルデマールの風”第二部登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しまっち。

5
ヴァルデマールの王位継承者であるエルスペス、やはりちょいと性格が鼻につきますね。でもこの巻の終わりには少し丸くなりつつあるようで。がんばれ〈暗き風〉。ナイアラも「もとめ」に鍛えられて自分を取り戻してゆく。がんばれスキッフ。そしてやっぱり鷲獅子がかっこかわいい。ヴリーもかわいい。ワールの名前がちょこっとでてきてうれしい。どうなったか気になってるんだけど、そこは語ってもらえないのかな~。2014/09/09

みっくん

2
表紙のナイアラが可愛いです。後ろのグリフォンは怖いけど。 剣は関係なくなって魔法合戦状態。みんな欠点も持つ生身の人間としての描き方が好き。2017/01/26

クイックラック

1
三部作の二作目。これまで駆け足でストーリーだけを突っ走っていたので、主人公の修行や探索にかこつけて、これまで語られなかった〈もとめ〉の過去を巡る話や魔法の成り立ち、タルマ&ケスリーの時代から当たり前のように存在していたシン=エン=インと〈鷹の兄弟〉の関係が詳しく書かれていて退屈しない。 正直上巻なので話が動いてる気配がないんだけど、きっと下巻に向けた布石なんだろうなあ、と期待のハードルを上げる(笑)

はち

1
ヴァルデマールの王女エルスペスの修行。同時に敵の娘であるナイアラの修行とそのナイアラを探すスキッフたちの探索。そしてちょっとじれったい恋の物語。2017/05/28

アオ

1
かろうじて隼殺しを追い払ったものの、まだまだ問題が山積みな状態。 今回は登場人物の関係性にスポットを当てた感じだった。 炎の歌が登場してからの、やきもきする暗き風が可愛い。 スキッフとナイアラの本気な恋愛もいいし、ナイアラともとめの師弟関係も良かった。最後にちょろっと隼殺しが出てくるが、2巻は皆レベルアップしているのでわりとあっさり勝てて、隼殺しが小物化してきた感じがした。2012/06/09

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