創元推理文庫<br> 九年目の魔法

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創元推理文庫
九年目の魔法

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  • サイズ 文庫判/ページ数 489p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488572020
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

なにか、おかしい。壁にかかった懐かしいこの写真も、愛読していたベッドの上のこの本も、覚えてるのとは違ってる。まるで、記憶が二重になってるみたい。そう、ことの起こりはたしか十歳のとき。大きな屋敷にまぎれこんだら葬式をやってて、そこでひょろっとした男の人、リンさんに出会って、そして、なにかとても恐ろしいことが始まって…少女の成長と愛を描く現代魔法譚。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たるき( ´ ▽ ` )ノ

35
んーー???ちょっと最後がついていけなかった(・ω・`)でも、かなり面白かった!これはまた読み返す必要があるな。2017/09/17

拓也 ◆mOrYeBoQbw

33
ファンタジー長篇。ダイアナ・ウィン・ジョーンズと言えば日本では『ハウルの動く城』ですが、長らく愛された代表作と言えばこちらの作品ではないでしょうか。謎めいた序章から少女の成長物語、そして怒涛の終幕へと見事な物語性に加えて、様々な伏線の謎解きの鍵として上手く散りばめられてます。特に多くの本や作家の名前が登場しますが、ムアコックが印象的に使われてるのがファンとして嬉しいですねw。ムアコックの方が後発になりますが『白き狼の息子』(新エルリック・サーガ)と比較して読むのもなかなか面白いと思います。2017/06/13

とも

31
★1/3を読んだとこででギブアップ。原文が問題なのか訳者の問題なのか、兎に角読みづらい。2018/03/04

星落秋風五丈原

29
大学生のポーリィは10才以降の記憶と現実が二重生活のように微妙に食い違っていることに気付く。確かに読んだはずの本の内容が違っていたり、見なれていた写真の印象が記憶とずれていたり。その分岐点は9年前10才の時に近くのハンズドン屋敷で行われた知らない女の人の葬式でチェロ奏者のトーマス・リンさんに会ったこと。 もう一つの記憶にはいつもこのリンさんが登場する。ポーリィの記憶の先にはどんな事件があって、記憶を失うはめになったのか。そして真の記憶を取戻した時にポーリィを待ち受けているものは何なのか?2002/02/06

Shimaneko

21
うーむ、10代の頃に読みたかった。とはいえ、ある程度翻訳物に免疫ないと置いてきぼり食らいそう。児童文学とゆーよりYA系。トムの魅力が最後までピンとこなかったせいもあって、オトナ的にはファンタジー要素より、いかにも英国的な階級差とか複雑な家族構成とかが興味深かった。あの母親はないわー、父親もだけど。お祖母ちゃんがいてくれてよかったねぇ。2017/04/25

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