出版社内容情報
快調の〈黒後家蜘蛛の会〉第3弾には、「ロレーヌの十字架」「家庭人」「スポーツ欄」「史上第二位」「欠けているもの」「その翌日」「見当違い」「よくよく見れば」「かえりみすれば」「犯行時刻」「ミドル・ネーム」「不毛なる者へ」の書き下しを含む全12編を収録。給仕ヘンリーとブラック・ウィドワーズの面々の、面目躍如たる活躍の数々!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masaru
19
シリーズ短編。そういえば、本の話をしていて「アイザック・アシモフが好きなんだよねー」っていう人に出会ったことがないなあ。居たら仲良くなれそうなんだけどなあ。なんでいないんだろう?おや、君にはわかっているのかね、ヘンリー?
yucchi
19
【図書館本】ブラック・ウィドワーズ短編集第3弾。相変わらず話によっては何が何だかさっぱりわからない(笑)メンバーはみんなヘンリー好きなんだな〜(^m^) 推理というよりメンバーのやりとりを楽しむ1冊。2014/09/03
nirokuya
12
シリーズ3巻目。NYのレストラン《ミラノ》で月に一度開かれる「黒後家蜘蛛の会」、給仕のヘンリーがなんとも慇懃無礼に思える時もあれば、素直に控えめな人物に思える時もある。その違いは読者の心持ち次第なのかもしれない。今回のお気に入りはカルト集団ネタの「欠けているもの」、アメリカ歴代大統領ネタの「史上第二位」、ゴンザロがヘンリーと張り合う「見当違い」2013/10/12
みすまりも
10
それぞれのメンバーの個性にもすっかり馴染み、ヘンリーの見事な解説の前のメンバーのやりとりもしっかり楽しみ。そしてヘンリーの「恐れ入りますが…」的ひとことを今か今かと待つ。今回は最終話、会創始者の遺言書の話が特に秀逸。あと二冊かぁ…読みたいけど終わっちゃうのがもったいないので少し間をあけるかな…2013/08/24
ぎすけ
9
このシリーズの登場人物にも馴染みが出てきた3巻。月蝕に纏わる小説を書く若者の悩みに答えたり、新興宗教の嘘を追求したりと、さすがにSF作家というところから、言葉のパズルのようなものまで、博識ぶりが伺える。2013/11/04