出版社内容情報
江戸は浅草川に浮かぶ島、箱崎。多くの船や荷が行き交うこの地の川辺で、お涼は女将として小さな船宿を切り盛りしている。父親譲りの見えてしまうたちのせいか、面倒見の良い人柄からか、お涼はいつのまにか集まってくるあやかしたちの世話をつい焼いてしまうのだった。探し物をしている片目片足の小僧、小さな蹴鞠の神様たち……。あちらとこちらの世界をつなぐ不思議な船宿を舞台に贈る、愛おしいあやかし譚。待望のシリーズ第二弾。
折口 真喜子[オリグチマキコ]
著・文・その他
内容説明
父親譲りの不思議な力を持つ女将が切り盛りするこの世とあの世をつなぐ船宿。妖しいお客が今日もまた。江戸を舞台に描く、心あたたまるあやかし奇譚。
著者等紹介
折口真喜子[オリグチマキコ]
鹿児島県生まれ。熊本県在住。2009年、「梅と鴬」で第三回小説宝石新人賞を受賞。2012年、受賞作を収めた『踊る猫』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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