遺伝子万能神話をぶっとばせ

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  • サイズ B6判/ページ数 505p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784487795505
  • NDC分類 467.2
  • Cコード C1045

出版社内容情報

何もかも遺伝子のせいにするな! すべて“バラ色の夢”では語れないヒトゲノム計画の暗闇,新たな装いで登場した優生学など,ハーバード大学生物学教授が鋭く指摘。

内容説明

本書は、遺伝子は実際にはどのような働きをしているのか、そして最先端の遺伝学の“可能性”と“限界”を、わかりやすく明快に語り明かしている。そして我々にとってもっと現実的で身近な問題の追及にも目を向けている。“遺伝的個人情報”が世にあふれることで、医者・保険会社・学校・警察司法当局・雇用主などが、我々をますます予断と偏見にみちた態度で扱うことになる、恐るべき近未来を警告している。

目次

私たちにとって遺伝子とは何か?
遺伝的レッテル貼りと旧式の優生学
新型の優生学―遺伝子検査、“病的遺伝子”保有者のふるい分け検知(スクリーニング)、胎児殺しの選択
遺伝学のかんたんなおさらい
「遺伝子」概念は社会に誤解と偏見をもたらしている
各種慢性病の「遺伝的素質」という迷信
各種行動の「遺伝的素質」という迷信
私たちの「遺伝子」を操作しようという目論見
遺伝子の商品化
遺伝子差別―学校・職場・保険加入の現場にあらわれた新たな差別〔ほか〕

著者等紹介

ウォールド,イライジャ[Wald,Elijah]
ルース・ハッバードの息子。フリーライター兼ミュージシャン。共著に『River of Song:A Musical Journey Down the Mississippi』(アメリカ歌謡の大河―ミシシッピ音楽紀行、1999)がある
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