出版社内容情報
中世,ルネサンスから現代音楽に至る西洋音楽の歴史を,最新の研究成果を踏まえ,年表,写真,譜例,図式を立体的に構成し,わかりやすく解説。大学のテキストとしても最適。
内容説明
社会史の中の音楽の営みを新しい視点とスタイルで描いた初めての音楽史。祝祭、楽器、聴衆、女性、テクノロジーなど、新たなテーマも分析。
目次
序章 ヨーロッパ文化のなかの音楽
1 中世の音楽
2 ルネサンスの音楽
3 バロックの音楽
4 古典派の音楽
5 19世紀市民社会の音楽
6 20世紀の音楽
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hanna OBARA
1
西洋地域の社会的な流れと、楽壇の流れ、作曲技術の流れなどが、一般的とされている時代区分に沿って時系列順に紹介されている。社会的な流れには、世俗権力と宗教的な権力が出てくるわけだけれど、世俗組織の変遷や教会組織の変遷までは細かくフォローしていないので、あくまでざっくりとした仕上がり。図版なども逐一載っている訳ではないので、「西洋音楽史」なるものを始めて読む人は、別途資料(少なくとも音楽中辞典と西洋の年表、時代毎の地図)を用意して読んだ方がより分かり易いと思う。
pddk
0
お勉強。2009/08/04