出版社内容情報
人類史上もっとも豊かな時代,ルネサンス期を築いた芸術家たちの生涯と全作品。初めて日本に紹介される作品図版も多数収録。新進の研究家による,新しい美術シリーズ。
目次
生涯と初期の作品
サン・パオロ女子修道院の壁画装飾
サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂の装飾
聖母子画と宗教画
パルマ大聖堂の丸天井画
晩年の大祭壇画と神話画
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
220
コレッジョは、16世紀前半にパルマを中心に活躍した画家。彼の絵は天井画を除くと随分ヨーロッパのあちこちに所蔵されている。それだけ、人気があったということの証しだろうか。また、彼の絵には様々な先人の痕も散見される。「聖フランチェスコの聖母」にはマンテーニャの、「聖母子と幼い聖ヨハネ」にはダ・ヴィンチの、「サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂」にはミケランジェロが。それだけ研究熱心でもあったのだろう。さて、彼の真価は、といえば、やはりパルマ大聖堂の天井画ということになろうか。ぜひ、実見したいものだ。2015/09/24
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