シューマン 黄昏のアリア

シューマン 黄昏のアリア

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  • サイズ B6判/ページ数 190,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480872180
  • NDC分類 762.34
  • Cコード C0073

内容説明

聴く者を見知らぬ光景へと誘ってやまないシューマンの音楽―。狂気の影に深く覆われた最晩年の日々を緊迫感あふれるタッチで描き出し、ピアノ曲を中心にその音楽の秘密にせまる。フランス精神分析学者による感動的なシューマン論。

目次

わたしたちはひとつの徴だ
もはや意味はなく
苦痛もなく
わたしたちは在る
そしてほとんど失ってしまった
言語を
異国において

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くまこ

1
黄昏を逢魔が時という言葉に置き換えると、本書のテーマがより鮮明に浮かび上がります。情熱的でロマンチックな面と、心の闇を抱え精神が壊れていく面と、シューマンの音楽の危うい2面性が詳述されています。とりわけ幻想小曲集、謝肉祭といった代表作品の解説は、具体的で読み応えがありました。しかし、冷徹なメスにより情け容赦なく胸が抉られるようで、読んでいて辛くなったのも事実。ここまで精神解剖する必要があるのかどうかは、シューマンの音楽を愛する読み手の判断に委ねられています。 2011/12/12

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