内容説明
ワインの歴史は、ワインと共に生きた人々の歴史でもある。2000年を超える年月のあいだ、ワインはどのように飲み継がれてきたのか。フランス文化の神髄を流れる熱き血を、饒舌に、酒脱に語るワインの歴史と文化の集大成。
目次
1 ガリア人とワイン―ローマ支配以前と以後(ガリア人のワインに対する愛着;ガリアにもたらされたギリシア、イタリアのワイン ほか)
2 中世のワイン(ブドウ栽培を守った大修道院長、司教、王侯貴族;樽と聖杯―ミサのワイン、神を称えるワイン(一〇~一五世紀) ほか)
3 愉しむためのワインの誕生と発展(一六世紀~一八世紀末)(ワインにもルネサンスが;飲酒と品行方正は両立しないのか ほか)
4 万人の渇きを癒すワイン(一八〇〇~一九五〇年)(生産と消費のアンバランス;質の向上に寄与する科学と法律 ほか)
5 量より質の時代―今日のワイン、明日のワイン(量は少なく;質は高く ほか)
著者等紹介
ガリエ,ジルベール[ガリエ,ジルベール][Garrier,Gilbert]
1935年生まれ。リヨネ地方のブドウ栽培者を祖父にもち、1971年以降リヨン第2大学で現代史教授として教鞭をとるかたわら、歴史研究を続ける。現在は名誉教授
八木尚子[ヤギナオコ]
大阪市立大学文学部西洋文学科卒業。辻調理師専門学校を母体とする辻調グループ校・辻静雄料理教育研究所主任研究員
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