思考の用語辞典

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  • サイズ B6判/ページ数 411,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480842534
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

内容説明

哲学の概念を用語から解説した辞典。ギリシア哲学以降の哲学の概念100を収録。各項目は50音順に配列し、日本語と用語の英語表記と概念の解説を収載。巻末に見出し項目および関連項目の50音順事項索引を付す。

目次

遊び
熱いと冷たい
アナロジー
アレゴリー
アンビヴァレンス
異化
意識
イデア
イデオロギー
因果関係〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

客野

3
語り口のわりに、普通に難しい。例えば、「アレゴリー」のところでは、アレゴリーの明確な定義を説明せず、隠喩との違いにだけさらりと触れて、いきなり「ベンヤミンの『ドイツ悲劇の根源は』もう読んだ?」とくる。たぶん、「え、ベンヤミンって誰?」となる人には難しいと思う。「あー…なんかパサージュ論とか複製芸術の人で、戦争中に亡くなった人だっけ…」くらいのぼやっとした知識は必要かもしれない(ただ、その都度自分でちょっと調べたら分かるレベルのことではある)。私のような、ほぼ哲学初心者にはいい勉強になりました2017/11/12

なかたつ

2
思想や哲学に関する100個の用語について、中山元さんの理解によって綴られた読み物。あいうえお順に並んでいて、確かに辞典的な使い方ができるけれど、普通に通読しても面白い。各用語間に連関があり、読めば読むほど理解が深まる。個人的には、ニーチェ、リクールに興味がわき、「レトリック」や「ディスクール」の項が印象的だった。語られたもの、形になったものには、語る主体があってこそであり、その主体に注目せよ、という考えは、自分に近いなあ、と。2013/05/06

void

2
【★★★☆☆】見開き2頁・100項目。口語体。扱うテーマは遊び・神・機械・幸福・地平・道具などジャーゴンより日常用語より。語源、歴史、4~5人の哲学者(主に近現代西欧哲学者)を出して使われ方・考え方を述べる形が多い。〆はデリダ、レヴィナスが目立つ。どの項目から読んでもいいということで重複も多いが、取り上げるテーマも面白く楽しい。ただ、引用文献リストがあるだけで参考文献はないので、次につなげにくいか。2013/02/28

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