内容説明
大阪には不案内の森まゆみ、知り尽くした写真家太田順一、二つの視線が捉えた大阪は?目を凝らし耳を傾けて見つけた、大阪の魅力。
目次
アメリカ村―正反対がチャンプルーする町
道頓堀から法善寺横丁―あれもこれも食べたい心情、見抜かれて
天神橋筋商店街―総長三千メートル、元気のモト
中之島かいわい―旦那衆の心意気と女言葉の美しさ
梅田かいわい―梅田周辺の古くて、新しい貌
鶴橋―東京人、なすすべを知らず
上町台地―寺と坂の散歩を歩く
住吉大社―千年二千年のいにしえに心とぶ
新世界―華やかなりし時の、まぼろしを見た
京橋―七変化する町での遊びたおし〔ほか〕
著者等紹介
森まゆみ[モリマユミ]
1954年、東京都生まれ。84年、季刊の地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊。近代建築の保存や上野不忍池の保全などにも関わり、NTT全国タウン誌大賞、サントリー地域文化賞を受賞
太田順一[オオタジュンイチ]
1950年、奈良県生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒコ。
2
東京の人が見た大阪、町の紹介の密度と著者のエッセイの密度がちょうど同じくらいで、もっとどちらかに振った方が良かったんじゃないかなあと 思う。読みやすい文だし、つまらないわけではなけど少し物足りない、昼飯にレディースセットを食べたいう感じ、食べたことないけど。写真と地図はもっとあると嬉しい。あと、最後の章「福島」、そこは福島ではなく野田です2013/01/30
Hisashi Tokunaga
1
谷町六、空堀の記述は東京から来た方のご当地案内。意外と大阪中心部(街)は、大手スーパーもなく食料品はOKだけど住みにくいよね!松屋町なんて、シャッター通り。本著刊行後10年で、再フォローしてもらいたいのだけど。
久井 重弘
0
◎2013/05/25