ちくま文庫<br> 最終戦争/空族館

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ちくま文庫
最終戦争/空族館

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480433930
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

日本SFの胎動期から参加し「長老」と呼ばれた作家の、未発表作「空族館」や単行本未収録作10作を収録したオリジナルアンソロジー。解説 峯島正行

今日泊 亜蘭[キョウドマリ アラン]

日下 三蔵[クサカ サンゾウ]

内容説明

木星に探査に向かったきり帰らぬ友人を追って火星から天空船で飛び立った青年は、彼の星で驚くべき事態に遭遇する(「空族館」)。第一短篇集『最終戦争』に、未発表作「空族館」と1960年代から70年代にかけて雑誌に掲載された単行本未収録短篇14作を増補。日本SFに多大な影響を与えた伝説的作家の想像力を堪能できる、文庫オリジナルのアンソロジー。

目次

完璧な侵略
次に来るもの
博士の粉砕機
地球は赤かった
ケンの行った昏い国
無限延命長寿法
素晴らしい二十世紀
「おゝ、大宇宙!」
スパイ戦線異状あり
恐竜はなぜ死んだか?
完全作家ピュウ太
秋夜長SF百物語
宇宙最大のやくざ
「オイ水をくれ」
何もしない機械
古時機ものがたり
完全作家ピュウ太
最後に笑う者
秋夜長SF百物語
宇宙最大のやくざ
「オイ水をくれ」
何もしない機械
古時機ものがたり
〓(めい)天の客
幻兵団
カシオペヤの女
最終戦争
天気予報
ミコちゃんのギュギュ
怪物
パンタ・レイ
ロボット・ロボ子の感傷
神よ、我が武器を守り給え
イワン・イワノビッチ・イワノフの奇蹟
坂をのぼれば…
早かった帰りの船
三さ路をふりかえるな
黒いお化け
永遠の虹の国
光になった男
まるい流れ星
空族館
つぎに来るもの
ケンの行った暗い国
ロボットを粉砕せよ!
ああ大宇宙

著者等紹介

今日泊亜蘭[キョウドマリアラン]
1910年、東京生まれ。戦前は上智大学付属の外国語学校やアテネ・フランセなどで諸外国語を学び、翻訳など文筆業に携わる。戦後、佐藤春夫の推薦により「桜田門」でデビュー、58年「河太郎帰化」で直木賞候補。「おめがクラブ」「宇宙塵」などのSF同人に最初期から参加し、長年にわたってSF・幻想小説の執筆を続けた。2008年、死去

日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968年、神奈川生まれ。SF・ミステリ評論家、アンソロジスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

19
はいここの所新井素子さんから始まりSFにハマってます。良いタイミングで大好きなちくま文庫より伝説の作家、今日泊亜蘭の、アンソロジーが出たので即買いです。名前は何となく聞いてましたが、漫画家の杉浦幸雄と竹馬の友だったそうです。星新一が29歳の時すでに45歳でしたので長老級の割には独り孤塁を守り抜いたようです。でも今回読んで全然古びていないし、いわゆるワンアイディアでのショート・ショートとしても楽しめる短編の数々。一番心に残ったのは「カシオペアの女」のロマンシズムですねー。レイ・ブラッドベリを彷彿とさせます。2016/10/30

あ げ こ

15
容易く滅びる。容易く飛ぶ。容易く乗っ取られる。スピード侵略、スピード解決。すぐに大宇宙。すぐに光速。すぐに終末。地続きで異次元。みんな垢抜けないまま、素朴なまま、星を超える。懲りないまま、愚かなまま、大規模大宇宙と言う厄介さ。おっかなくてスーパー楽しい。‬短い話ばかりだけれどいずれも素晴らしく、何よりオチが秀逸…!今日泊亜蘭…偏屈で、気難しくて、照れ屋で、とんだひねくれ者であるように思う。稀代のエンターテイナーであるように思う。一筋縄ではいかないものばかり。もっと騙されたいし、驚きたいし、皮肉で痺れたい。2018/02/25

サイバーパンツ

14
宇宙人、ロボット、戦争など、扱うモチーフ自体はかなりベタ。その中で、相対的価値観を提示していくのが当時としては新しかったのだろうが、今読むと古臭いと感じる部分はある。とはいえ、クラシカルでありながらも流れるようなリズムで刻まれる文章は読んでいて心地よいし、話のひっくり返し方にもあっと言わされる。特に本書では掌編が多かったのだが、短ければ短いほど切れ味が鋭い。不思議な魅力のある作家。短い中で展開の妙が楽しめる「古時機ものがたり」やレムのソラリスを彷彿とさせる奇想姓に富んだ「空族館」がお気に入り。2017/12/19

SAT(M)

12
普段和製SFはほとんど読まないにも関わらず手に取ったのですが、いきなり寂れた裏通りに出てしまった感が…。良くも悪くも昭和の俗っぽさが前面に出た短編集でした。色々な風合いの作品が収められていますが、個人的には昔のオーソドックスな特撮映画を髣髴とさせる作品が好みでした。収録されている「完全な侵略」はかの江戸川乱歩に賞賛されたと言うこともあり、大正アングラと黎明期の日本のSFは案外近いところにあったのではないか、と思いながら読んだ次第です。2017/02/08

けいちゃっぷ

11
ベタといえばベタですが、宇宙人やロボットがたくさん出てきて楽しい。 いささか古臭いのは仕方ないけど、この作者の文体というかテンポは読んでて気持ちいいですね。 『光の塔』は面白かったけど短編やショートショートはどうかな、と読む前は思ったけどアイデアをこれでもかと披露してくれてて満足できる短編集でした。 457ページ 2018/04/17

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