内容説明
高度経済成長が実現し、戦後文化が爛熟して学生運動が最高潮に達した1969年に刊行され、各界の論義を呼んだ三島由紀夫の論理と行動の書。「最後に護られねばならぬ日本」を求めて展開される論文、対談、学生とのティーチ・イン。また文庫化にあたって自刃の直前に新聞紙上に発表された『果たし得ていない約束』を併録。
目次
第1部 論文(反革命宣言;文化防衛論;『道義的革命』の論理―磯部一等主計の遺稿について;自由と権力の状況)
第2部 対談(政治行為の象徴性について(いいだ・もも;三島由紀夫))
第3部 学生とのティーチ・イン(テーマ・『国家革新の原理』)
著者等紹介
三島由紀夫[ミシマユキオ]
1925‐1970。本名・平岡公威。東京・四谷生まれ。『仮面の告白』で文壇での地位を確立。以後、次々と話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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