内容説明
１９世紀の言語学者パルマーによると、人間は「言葉の源をほじくる衝動を持つ動物」らしい。様々な言葉を受け入れながら形成された英語の淵源をたどることは、スリルに富んだ“知的謎解き”でもある。日本人にも身近かな言葉、故事来歴が興味深い表現、味わい深いイディオム、人名に由来がある表現、特殊な外来語から移入された語などに分け、読んで楽しい語源を満載。英語という言語の持つ魅力と奥深さを実感できる学芸文庫オリジナル。
目次
第１章 身近な言葉の語源
第２章 興味をそそる語源
第３章 人名と語源
第４章 イディオムと語源
第５章 外来語の語源
著者等紹介
宮本倫好［ミヤモトノリヨシ］
１９３０年和歌山県生まれ。神戸市立外国語大学英米学科卒業。米コロンビア大学大学院修了。産経新聞ロンドン特派員、ニューヨーク支局長、同編集委員室長などを経て、文教大学教授に就任。同大学理事・国際学部長、同副学長を経て現在、名誉教授。専門・米国地域研究、時事英語。１９９２年度フルブライト・スカラー。元・日本時事英語学会会長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
100
文庫タイプの英語語源辞典です。ですので文章タイプの説明で読んでいくのが主体であると考えます。パラパラめくって気に入ったところを読んでもいいのでしょう。第4章はイディオムと語源ということで、学生の方は例文も掲載されていて、ここを勉強するだけでもかなりいいのではないかと思われます。2015/12/06
星規夫
1
語源についての講釈は面白いが、インテリの皮を被ったスケベ親父のような文体が極めて不愉快だった。2016/04/13
