出版社内容情報
ラスベガスを上回る、年間30兆円のビッグ・ビジネスはなぜ生まれたのか。インディアンの歴史を跡づけ、その意義となおも残る困難を明らかにする。
内容説明
二〇世紀後半以降、保留地内に建設したカジノによって、インディアンは莫大な収益をあげている。二〇一六年にはラスベガスのカジノ収入を抜き、カジノ産業は実質的にインディアン社会の経済的・社会的・文化的自治の基盤となった。なぜインディアンがカジノを経営するようになったのか?アメリカとの関係からインディアンの歴史を跡づけ、「インディアン・カジノ時代」という新しい時代が到来していることを明らかにする。
目次
第1章 「インディアン」とは何か
第2章 アメリカの建国
第3章 アメリカの良心の揺らぎ
第4章 カジノとインディアン
第5章 インディアン・カジノ時代の到来
第6章 インディアンの自画像
第7章 インディアンはどこへ行くのか
著者等紹介
野口久美子[ノグチクミコ]
明治学院大学国際学部国際学科准教授。2009年、カリフォルニア大学デイヴィス校アメリカ先住民研究科博士課程修了。博士(アメリカ先住民研究)。専門はアメリカ先住民近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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