ちくま新書
リチューニング英語習得法

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480061713
  • NDC分類 830.7
  • Cコード C0282

内容説明

言語学習において、ひたすら知力に働きかけるやり方は労多くして実り少ない方法である。いくら外国語の情報を取り入れようと努力しても、無意識のうちにはたらく「母語フィルター」が妨げとなって自然な言語感覚の育成が阻害されてしまうからだ。幼児から自然に母語にチューニングされた言語脳を、外国語に向けてリチューニングすることこそ習得の近道なのだ。知力に偏らず、意識の深層に潜む言語脳との直接の戯れをとおして、心理学的に最も自然で楽しい英語習得の方法を提案する。

目次

第1章 「リチューニング」って何?
第2章 ゼロからのスタート
第3章 言語習得の仕組み
第4章 言語習得装置LAD働き方
第5章 子どもの言語習得から学べるもの
第6章 リチューニングの原理
第7章 リチューニングのスタートに向けて
第8章 心のリチューニング―感情移入の重要性

著者等紹介

チータム,ドミニク[チータム,ドミニク][Cheetham,Dominic]
1960年イギリス生まれ。上智大学英文学科講師。バーミンガム大学で心理学を専攻。同大学院で応用言語学のPh.D.を取得。現在は大学で教鞭をとるかたわら、母語ならびに第二言語習得との関わりにおける児童文学を研究課題として取り組む。上智大学教授・小林章夫氏とともにNHKテレビの英語講座(2000‐01年)にレギュラー出演し視聴者に親しまれた

小林章夫[コバヤシアキオ]
1949年生まれ。上智大学大学院修了。上智大学英文学科教授。専攻、イギリス文学
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感想・レビュー

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おおにし

7
母国語にチューニングされた頭を英語にリチューニングする方法。インプットでは、(1)ダブル・インプット(聞きながら読む)(2)繰り返しのインプット(部分的でも可)(3)記憶のインプット(覚えにくいフレーズを少しずつ暗記する。忘れてもよい)の3つでリチューニングする。そして、心のリチューニングとして英語に感情移入すること。これは楽しめる教材で勉強するという意味。教材は小説でも映画でもTVドラマでも構わない。あたり前のようだが英語学習法として参考になった。実践編刊行予定とあるが残念ながら現時点で未刊である。2013/07/06

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