ちくま新書
文科系のための科学・技術入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480059864
  • NDC分類 404
  • Cコード C0240

内容説明

数学がキライでも大丈夫。身の回りの現象を素直な目で見つめ、「筋道立てて」考えてみよう。そうすれば、世の中が違って見えてくる。原子の構造などの基本原理を押さえて、筋道立てて考えさえすれば、液晶ディスプレイ、レーザーなど最先端のハイテクだって、難なく理解できる。物理学を中心に、科学の考え方をとことん「やさしく」教授してくれるとともに、自然哲学の誕生から現代の科学の限界まで「深く」考えさせてくれる、科学入門書の決定版。

目次

序章 「文科系」と「理科系」(「文科系の人」と「理科系の人」;数式と数学 ほか)
第1章 科学と技術(サル、ヒト、人間;科学とは何か ほか)
第2章 自然の理解(自然哲学;近代アトモス論 ほか)
第3章 身近な利器・先端技術の原理(半導体メモリー;液晶ディスプレイ ほか)
第4章 科学・技術と人間(道具、機械と人間;エレクトロザウルスとIT革命 ほか)

著者等紹介

志村史夫[シムラフミオ]
1948年東京・駒込生まれ。名古屋工業大学大学院修士課程修了(無機材料工学)。名古屋大学工学博士(応用物理)。日本電気中央研究所、米国モンサント研究所、ノースカロライナ州立大学を経て、現在、静岡理工科大学教授、ノースカロライナ州立大学併任教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じん

4
わかりやすく書いてはいただいてるが、やはりなかなかに難しい。2018/07/28

こしぼね

2
分かりよく、興味深かった。「科学・技術の行き過ぎが社会の破滅を招く」という説は、2003年の本書刊行時辺りを思い出せば確かによく言われていたように思うが、いつの間にか聞かなくなった。それは単に諦めて目を瞑ってしまったのか、それとも「文科系」がうまく制御して懸念が少なくなった為だろうか。2015/09/27

つぶあん派

2
分かりやすく書かれてはいたが、後半はちょっと難しくてなかなか理解ができなかった。時間をおいてもう一度読むと、理解できたからこの本は二回、三回と読むといいのかもしれない。文系で科学は苦手、という人でも読める。宝石の話なんか、ほとんどが酸素、シリコン、アルミニウムでできていると聞いて驚いた。ダイヤモンドが炭素なのは知っていたが……。最後に少し書いてあったが、クローン技術の恐ろしさを考えさせられた。ヒトと他の動物の交雑種がつくられたら、と考えるとぞっとする。2012/08/31

verbab

1
哲学であれ宗教であれ科学であれ、共通するのは、切り取られた世界についての考察だということ。この点に共感した。私たちは物自体を知ることはできない。アプローチの仕方は違えど到達する景色が似通うのは面白いなと思うし、当たり前だなとも思った。なぜなら、それを使っているのが人間だからである。2011/03/25

オランジーナ@

0
終盤から科学批判が増えていった。理系にも人文系の素養は必須だし、逆もまた然り。2015/09/26

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