内容説明
ディベートと言えば、「ああ言えばこう言う」という詭弁術とか、言葉で相手をとっちめる技術と思いがち。和を乱す「非日本的」なものとして排除されてきたのも事実だ。だが「朝まで生テレビ」はディベートではない。実は誰でも既に、会議や交渉というビジネスの場で、「テーマを設定し、データを集め、問題枠を作り、複数の議論パターンを考え、自説を主張し、相手に反駁する」という経験をしている。これをより方法的に相互の信頼のなかで実現していく技術こそがディベートなのだ。よいコミュニケーターはよいディベーター。自分の頭で考え、自分の言葉で述べ、相手の言葉を聞くための方法。
目次
第1章 思考・表現技術としてのディベート
第2章 調査技術としてのディベート
第3章 コミュニケーション技術としてのディベート
第4章 問題解決技術としてのディベート
第5章 ディベートを社会に活かす
著者等紹介
茂木秀昭[モテギヒデアキ]
1960年群馬県出身。慶応義塾大学文学部英米文学科卒業。コロンビア大学大学院修士課程修了。京都ノートルダム女子大学文学部コミュニケーションコース講師を経て、現在自治医科大学講師。専門は異文化コミュニケーション。日本と欧米の言論風土及びコミュニケーションに関する研究を進めている。KUEL、東西大学対抗などの英語ディベート全国大会やフジTV「ディベート」のグランド・チャンピオン大会等数々の優勝経験があり、教育ディベートの啓蒙、普及活動を行っている
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感想・レビュー
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