内容説明
米ソ覇権時代の終わりの始まり。ペレストロイカのソ連とパクス・アメリカーナの終焉を大胆に予測したリアル・タイムの動向分析1979-1988。
目次
1 非極の世界像―旅とトポス(原風景をめぐって;距離の政治学―2枚の地図(ヨーロッパとアジア)
第三の地図―南と北
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歴史は理論の宝庫)
2 豊かさと戦後―知のあり方(戦後を考える;豊かさと「戦後の総決算」;日本型イエ社会の影)
3 核と飢えと―第三世界から(いま第三世界とは何か;紛争と第三世界;飢えと兵器)
4 軍縮へ―東西のはざまで(軍拡と恐怖;変貌するソ連;軍縮へ向けて)
5 日本の進路―防衛を考える(軍事同盟への道;防衛費の虚構;国家戦略なき外交)