ちくま文庫
「谷根千」の冒険

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  • サイズ 文庫判/ページ数 287p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480037237
  • NDC分類 070.4
  • Cコード C0195

内容説明

コンクリートと鉄とガラスの東京で、いまだ古き良き面影をのこす台東区谷中、文京区根津・千駄木。経験もお金もないけれど情熱と好奇心だけは誰にも負けない4人の若い母親が、この愛する自分たちの町のために、地域雑誌を創刊した。歴史を掘り起こし、自然を守り、お祭りを盛りたて、地上げと闘い東奔西走。多くの読者に支持される地域雑誌『谷中・根津・千駄木』のちょっと早すぎる自叙伝。

目次

1 雑誌つくりたいね
2 『谷根千』創刊す
3 町にアクセス!
4 実りの秋
5 赤ン坊のいる事務所
6 町並みを守るには
7 つくって配って日は暮れる

著者等紹介

森まゆみ[モリマユミ]
東京都文京区動坂に生まれる。早稲田大学政経学部卒業。1984年地域雑誌「谷中・根津・千駄木」(愛称「谷根千」)を創刊。現在、「谷根千」の仕事を続けながら、環境保全の活動や幅広い執筆を精力的にこなし、『鴎外の坂』で1997年度芸術選奨文部大臣新人賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しーふぉ

20
この前、上野から谷中墓地の辺りを散歩?迷子?になって谷根千に迷い込み、お寺や和菓子屋さんなどレトロな雰囲気が良かった。この本は地域雑誌谷根千を発行している主婦たちの奮闘と谷根千の魅力を伝える本です。2017/06/12

akiu

1
地域雑誌「谷中・根津・千駄木」を創刊した著者とその仲間たちの奮闘記。何よりも、全員が小さい子どもを抱え、日常に追われながらも、雑誌づくりに邁進していくさまが大変パワフルで、圧倒されました。雑誌作りながら出産するとか、ホントすごすぎる。子どもを寝かしつけてから、徹夜で仕事とか、二十代だったから出来たって書いてますが、いや若くても無理です…。雑誌については、市井の人々の声を掘り起こしまくるという、地域雑誌としての強い使命感のようなものが感じられ、素晴らしいと思いました。実際に読んでみたい。2014/11/06

timeturner

1
地域興しの草分け的存在である谷中・根津・千駄木の功労者ともいうべきミニコミ誌がこれほどに小さな、それでいてたくましい存在に支えられていたのかと、感動と驚きを新たにした。2012/12/02

kokada_jnet

1
晶文社の『小さな雑誌で町づくり』版を読んで以来、20年ぶりの再読。「狭い下町で、『雑誌作り』という目立つことをやる」苦労というものが、20年前の自分には全然ピンと来ていなかった。2011/06/06

いちはじめ

1
地域雑誌「谷根千」こと「谷中根津千駄木」の編集人である著者の語る苦労話。それがそのまま谷中・根津・千駄木の土地柄や人々について語ってもいる。好著2002/05/13

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