内容説明
老いを受け入れ、感謝の心を忘れず、だが、言うべきことは言っていく。人生100年・前向き痛快エッセイ!
目次
はじめに いよいよ90代。いざヨタヘロ盛りへ!
第1章 必要に迫られた私の老化対策
第2章 忍び寄る老いをはねのけ、おしゃれを忘れず
第3章 家族だけでなく「共立ネット」も作ろう
第4章 おひとりシニアの元気になるコミュニケーション術
第5章 その年齢になってみないとわからないこと
第6章 人生100年時代、祖母力の役立ち方
第7章 娘がどんどん強くなる!
おわりに 高齢者よ!夢を語ろう、伝えよう
著者等紹介
樋口恵子[ヒグチケイコ]
1932年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。時事通信社、学習研究社、キヤノン株式会社を経て評論活動に入る。NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長、東京家政大学名誉教授。内閣府男女共同参画会議の「仕事と子育ての両立支援策に関する専門調査会」会長、厚生労働省社会保障審議会委員、地方分権推進委員会委員、消費者庁参与などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とよぽん
63
今日で64歳になった私は、これからの日々が「老い」との追いかけっこなのだと感じる。樋口恵子さんは90歳になられて、なお後続の私たちに知恵とエールを贈ってくださる。ユーモアと慈愛に満ちた樋口さんのシスターフッドに、しみじみとありがたいと思う。先月も、介護保険改悪に反対する院内集会に参加なさっていたようで、頭が下がる。衰え弱くなっていく自分を受け入れ、何歳になっても、人の助けを受けながら自分という人間を生きていけたら・・・楽しい!2022/12/12
ネギっ子gen
61
「著者なしに、今の介護保険はなかったかも」とまで言われる、「高齢社会をよくする女性の会」理事長による、老いの道中記です。<90歳を迎えていよいよ人生の終盤に臨む私は、まるでオリンピックか何か大きな競技大会に臨むような緊張を覚えます。/よりよいモデルを求め、心を励ましながら、最後まで生き切れたら本望です。でも、都合のいいバアサンにはなってやらないぞ。行動するバアサン、物言うバアサン、笑顔も怒りも振り撒く花咲くバアサンを目指しましょう!先のことを心配し過ぎず、この日、今日一日を丁寧に楽しく生きましょう>と。⇒2023/09/30
kanki
18
「学力」より「楽力」。なるほど。何でも楽しもう♪2023/01/05
ごへいもち
15
いつまでもお元気で後輩のために道を照らしてほしい2023/12/23
ochatomo
9
著者67歳時の「ワガママなバアサンになって楽しく生きる」(1999年)ほかへ書き下ろしを加えたヨタヘロ期エッセイ 『子供が4歳のときに急逝した最初の夫』とその時を支えた母への思いに言及した第6章が心に沁みた 2022刊2023/10/02