暴走する世界―グローバリゼーションは何をどう変えるのか

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暴走する世界―グローバリゼーションは何をどう変えるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478190432
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

出版社内容情報

避けられぬグローバル化の流れに、我々はどう対処すればよいのか。現代を代表する社会学者による提言の書!

内容説明

秩序と安定を失いながら「変化」し続ける世界。このとめどなき「変化」の本質を、グローバリゼーション、リスク、伝統、家族、民主主義という5つのキーワードで読み解く画期的論考。

目次

第1章 「グローバリゼーション」の本質(グローバリゼーションという言葉の登場;「懐疑論者」と「ラディカルズ」 ほか)
第2章 多様化する「リスク」(リスクという概念と言葉;前近代におけるリスク ほか)
第3章 「伝統」をめぐる戦い(ねつ造された「伝統」;伝統と近代 ほか)
第4章 変容をせまられる「家族」(変化する「家族」;伝統的家族における女性と子ども ほか)
第5章 「民主主義」の限界(多岐多様な民主主義;成熟への道のり ほか)

著者等紹介

ギデンズ,アンソニー[ギデンズ,アンソニー][Giddens,Anthony]
1938年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学で社会学博士号を取得。同大学教授を経て、97年よりロンドン・スクール・オブ・エコノミックス・アンド・ポリティカル・サイエンスのディレクター(最高責任者)。現代の社会学を牽引する学者の一人であり、イギリスのブレア政権が標榜する「第三の道」の理論的主導者でもある

佐和隆光[サワタカミツ]
1942年和歌山県生まれ。東京大学経済学部卒。スタンフォード大学研究員、イリノイ大学客員教授等を経て、現在、京都大学経済研究所所長、国立情報学研究所副所長。専攻は計量経済学、統計学、環境経済学
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イボンヌ

9
技術は不可逆的であり、それゆえグローバリゼーションは止められない。第三の道を進もう、という主旨です。 いちいち腑に落ちる内容でした。 2020/07/11

センケイ (線形)

7
リアルでも創作でもアイデンティティがしきりに問われる今、ギデンズはやはり押さえたいと思い読了。関係する諸立場の位置関係が総覧できるように整理されているのは、やはり期待していた通りであった。また、労働党ながらにして伝統の必要性を日常の連続性という観点から説いている点は説得力がある。グローバルに期待をかける解決策はこの2020年でこそ必ずしも信じきれないところがあるが、Web 黎明期の99年としてはベストな選択肢の1つだったろうし、今でも参照できる論点もまた少なくないのを感じる。2020/05/10

Saiid al-Halawi

7
ニューレイバーの理論的支柱としてのギデンズ。「国家と市場、官と民などといった二項対立的な社会観を払拭すべきである。二項対立のはざまには、家族をはじめとする非営利組織を包含する市民社会という領域が存在するのである」(p.154)ってラインはクラシックすなぁ2014/04/13

kk

3
変化に抗うのではなく、変化に適応する2020/07/24

kk

3
LSEの学長である著名な著者の作品と期待したがいわんとすることが抽象的。要するにグローバリゼーションは経済のみならず、文化、政治、日常にも浸透しつつあるとのことだが、だから何?といった感じ2019/11/16

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