内容説明
雄大な自然のなかを一路ラサへ。車窓に映る草原、高地に棲む動物たち、聖なる湖、そして圧倒的な存在感で迫る山々。世界で最も高い所を走る鉄道が、あなたを乗せて標高5072メートルを駆け抜ける。
目次
天空列車へようこそ!
青蔵鉄道二〇〇〇キロの旅(Xining;Xining Station;Compartments;Qinghai Hu;Kunlun Shan;Kekexili;Passengers;the Tanggula Pass;Cuona Hu;Nianqingtangla Shan;Lhasa)
天空列車をもっと愉しむ!
著者等紹介
長岡洋幸[ナガオカヒロユキ]
1965年三重県生まれ。写真家。日本大学芸術学部卒。雑誌、広告写真などで幅広く活躍するかたわら、87年以降、チベットの写真を撮り続けている
長田幸康[オサダユキヤス]
1965年愛知県生まれ。フリーライター、エディター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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アキ
67
チベットは秘境中の秘境。中国の支配下でダライ・ラマ問題も想起され色々な意味で旅行し難い場所。2006年北京からラサまで開通した青蔵鉄道には観光だけでなく鉱物資源の開発目的もある。この本では純粋に果てしなく続くココシリ草原や聖湖ツォナ湖、聖山ニェンチェン・タンラ山の麓を希少動物チルー(チベットカモシカ)などの野生動物を眺めながら、西寧から2千キロ西に在るラサのボタラ宮に至るまで寝台特急での仮想旅行を楽しめる。永久凍土のチベット高原はその昔海底であった。世界で最も標高の高い鉄道には酸素マスクも常備されている。2019/12/08
zero1
44
06年に開通したラサ(チベット)までの鉄道。西寧から20キロを24時間で結ぶ。航空機では味わえない旅がここにある。食堂車は意外にも豊富なメニューを用意。最高地点で5000メートルを超えるため、石炭ではなくIHを使っている。青海湖や崑崙山脈など写真が美しい。車内は四人部屋と六人部屋の個室。酸素吸入器も用意。北京西からも46時間でラサまで結んでいる。車窓からは野生のヤクやガゼルも見られる。チベットといえば中国政府による弾圧を忘れるわけにはいかない。開発とダライ・ラマの両方を連想しながら読んだ。2019/12/15
わたお
17
すっごい乗りたい〜中国の西寧からチベットのラサまでの鉄道の旅。標高5000mの山脈を抜ける景色、感じたいです^_^2020/02/15
みい
5
青海チベット鐵道。山々を越えて5072メートルの地点まで列車で行ける。チベットの草原を列車にゆられてラサまで旅してみたい。見てるだけでわくわくする。写真が美しい。2019/06/01
kinaba
3
行きたい2016/08/09