鳥獣戯画のヒミツ

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鳥獣戯画のヒミツ

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  • サイズ 46判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784473044570
  • NDC分類 721.2
  • Cコード C0070

内容説明

生き生きとした筆づかいで愛嬌たっぷりに動物たちを描いた「鳥獣戯画」。動物たちの正体やストーリーの真意…。多くの謎について独自の視点から文学的に読み解き、絵巻のヒミツに迫ります。

目次

第1章 月と鳥獣戯画(新しい月;京都栂尾山高山寺 ほか)
第2章 『大唐西域記』とお釈迦様(『今昔物語集』に見えるウサギの物語;『ジャータカ』の動物たちは生き生きと ほか)
第3章 カエルとウサギはなぜ相撲をとっているのか?(鹿の背に乗るウサギは蘇跋陀羅である;明恵上人と鳥獣戯画甲巻 ほか)
第4章 鳥獣戯画と明恵上人(明恵上人のきわだつ個性;菩提心絵巻 ほか)

著者等紹介

宮川禎一[ミヤカワテイイチ]
1959年、大分県宇佐市生まれ。1978年に大分県立中津南高等学校卒。1986年に京都大学大学院文学研究科修士修了。考古学専攻。財団法人辰馬考古資料館学芸員を経て、1995年に京都国立博物館考古室技官。2020年からは同館の特任研究員。専門は東アジアの考古学。統一新羅時代の陶質土器の研究。東南アジアの銅鼓の研究。平安時代の経塚遺物の研究。あわせて坂本龍馬を含む幕末史の研究など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bura

75
タイトルに惹かれて手に取ってみた。まず甲巻の作者は鳥羽僧正ではなく明恵上人が描かせた物であるという衝撃から始まる。ウサギやカエルたちは当時の生活のパロディ等ではなく、仏教上の深い意味があり、そもそも月世界の居住者たちがモチーフになっていたのだ。「月=印度=お釈迦様」という仏教上の解釈から甲巻の世界観が生まれているという。ウサギの明恵上人とカエルのお釈迦様が相撲を取っているのだ、という話に驚く。楽しいヒミツの解明というより当時の仏教の在り方が論ぜられており、中々目から鱗の一冊だった。2024/03/31

tamami

53
栂尾の高山寺に伝わる国宝絵巻『鳥獣人物戯画』。本書は、絵巻に登場する蛙や兎、さる等の動物や場面の絵解きをする形で、それらが描かれた背景や作者について、大胆に踏み込んだ仮説を立てて検証していく。著者と編集者による問答形式で展開される本文は、古典作品を読むことの楽しさや難しさ、謎解きの面白さ、不思議さを存分に味わわせてくれる。三蔵玄奘が著した『大唐西域記』を著者が図書館で手にしたところから始まる謎解きは、古典世界を大胆に駆け巡り、中世に生きた一人の仏教者に収斂していく。結論は是非本書を手にとってご覧あれ。2021/02/21

いちろく

27
編集者と著者のQ&A形式で描かれる鳥獣戯画に関する内容。正直に書くと、思っていた内容と違った。タイトルと柔らかい雰囲気の表紙から鳥獣戯画に関する通俗的な解説かと思ったら、著者の説を基にした独自の解釈部分もあり、本当にこの内容を鵜呑みにして良いのか?とわからず戸惑った。他の方の感想を拝見してホッとした部分もある。 2021/06/02

ざるめ

15
へぇ!こういう解釈もあるんだ(゜▽゜*)と楽しく読み始めたけれど、途中から妄想?(・_・)→妄想が暴走?(゚A゚;)→仏教的要素が強すぎて恐い(>_<)と思ってしまった(^^;)いろいろヒミツを探るのも良いけれど、何も考えずに絵巻を眺めている方が私には合っているな(^^;)2021/07/28

printemps

5
たまたま見つけたAmazonの口コミを見て驚いた!著者が思い切り長文でコメントしてる!ますます興味が湧き読んでみた。漢字が難しくてふりがなが欲しかったー。Q &A形式で読み進み、かなり後半で著者の考えに共感できそうなこともあった。明恵上人と法然上人と例えられたところは、なるほど面白い考えかも。写真にあった銅鏡 鳥獣戯画絵巻 博物館で見たい2024/03/10

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