内容説明
昭和前期、マルクス主義の隆盛とそれに対する政府・保守主義の反動という時代状況の中で、ファシズムを批判し、返す刀でマルクス主義を斬って捨てた自由主義者・河合栄治郎の一生。
目次
１章 理想主義者としての思想形成
２章 大正期社会派官僚の思想と行動
３章 教育者としての出発
４章 自由主義の旗幟
５章 「非常時」への対応
６章 日中戦争をめぐって
７章 戦時体制下の「戦闘的自由主義者」
著者等紹介
松井慎一郎［マツイシンイチロウ］
１９６７年群馬県高崎市生まれ。１９９０年同志社大学文学部文化学科文化史学専攻卒。１９９４年早稲田大学大学院文学研究科修士課程史学（日本史）専攻修了。２００１年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。現在、早稲田大学本庄高等学院非常勤講師。専攻、日本近代思想史
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