内容説明
本書は、正編『校注唐詩解釈辞典』に引き続き、日中両国の唐詩・歴代詩の享受史において最も基本的かつ重要な役割を果たしてきたと思われる作品一五四首、唐詩は『正編』所収の一六〇首を除く一一一首、歴代詩(辞賦を含む)は唐詩を除く四三首を精選し、読解・鑑賞上、また研究・教育上、正確かつ豊富な関連資料を提供しようとするものである。選択に当たっては、特に現行の一般書や教科書類に頻出する作品については、漏れなく採録するようにした。
目次
唐詩編(韋応物;韋荘;王維;王建;王昌齢 ほか)
(付)歴代詩編(詩経;楚辞;項羽;漢高祖劉邦;漢武帝劉徹 ほか)
著者等紹介
松浦友久[マツウラトモヒサ]
早稲田大学文学部教授、文学博士。『中国詩歌原論―比較詩学の主題に即して』(大修館書店)、『李白研究―抒情の構造』(三省堂)、『詩語の諸相―唐詩ノート』(研文出版)、『リズムの美学―日中詩歌論』(明治書院)、『李白―詩と心象』(社会思想社)、『李白詩選』(岩波書店)、『中国名詩集―美の歳月』(朝日新聞社)、等
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