内容説明
心理学者が分析する医師たちの心の闇と医療犯罪の原点。安楽死・大量断種と不妊・骨移植・発疹チフス接種・長時間冷却…悪の限りを尽くしたナチスの人体実験に医療犯罪の原点を探る。
目次
第1章 低圧・低温実験
第2章 海水を飲料水にする実験
第3章 発疹チフス接種実験と伝染性肝炎ウイルス研究
第4章 スルフォンアミド実験と骨移植実験
第5章 毒ガス(イペリットとフォスゲン)実験
第6章 ストラスブール国立大学によるユダヤ人の頭蓋骨収集
第7章 安楽死プログラム―不要民族の絶滅
著者等紹介
ミッチャーリッヒ,アレキサンダー[Mitscherlich,Alexander]
1908年ミュンヘン生まれ。ハイデルベルク大学精神分析学・精神身体医学教授、フランクフルト大学心理学教授を歴任。60年以来フロイト研究所所長を兼任。戦後ドイツの精神分析学の中心的人物として活躍。69年ドイツ出版協会から平和賞を受賞。著書に『父親なき社会―社会心理学的考察』『攻撃する人間』『喪われた悲哀―ファシズムの精神構造』などがある。1982年没
金森誠也[カナモリシゲナリ]
1927年生まれ。広島大学、静岡大学、日本大学教授を歴任。主な訳書に、テオ・ゾンマー『ナチスドイツと軍国日本』(時事通信社)、オットマール・フォン・モール『ドイツ貴族の明治宮廷記』(新人物往来社)、ヴェルナー・ゾンバルト『ブルジョア 近代経済人の精神史』(中央公論社)、同『ユダヤ人と経済生活』(荒地出版社)、同『恋愛と贅沢と資本主義』(講談社学術文庫)など多数がある
安藤勉[アンドウツトム]
1947年生まれ。日本医科大学助教授。訳書に、ラインホルト・ヴェルナー『エルベ号艦長幕末記』(新人物往来社)、ヴェルナー・ゾンバルト『ユダヤ人と経済生活』(荒地出版社)、アドルフ・フィッシャー『100年前の日本文化』(中央公論社)(以上いずれも、金森と共訳)、ヴィルヘルム・シュタイニッツァー『日本山岳紀行ドイツ人が見た明治末の信州』(信濃毎日新聞社)などがある
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感想・レビュー
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