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人間性なき医学―ナチスと人体実験

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  • サイズ B6判/ページ数 337p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784434009211
  • NDC分類 490.234
  • Cコード C0036

内容説明

心理学者が分析する医師たちの心の闇と医療犯罪の原点。安楽死・大量断種と不妊・骨移植・発疹チフス接種・長時間冷却…悪の限りを尽くしたナチスの人体実験に医療犯罪の原点を探る。

目次

第1章 低圧・低温実験
第2章 海水を飲料水にする実験
第3章 発疹チフス接種実験と伝染性肝炎ウイルス研究
第4章 スルフォンアミド実験と骨移植実験
第5章 毒ガス(イペリットとフォスゲン)実験
第6章 ストラスブール国立大学によるユダヤ人の頭蓋骨収集
第7章 安楽死プログラム―不要民族の絶滅

著者等紹介

ミッチャーリッヒ,アレキサンダー[Mitscherlich,Alexander]
1908年ミュンヘン生まれ。ハイデルベルク大学精神分析学・精神身体医学教授、フランクフルト大学心理学教授を歴任。60年以来フロイト研究所所長を兼任。戦後ドイツの精神分析学の中心的人物として活躍。69年ドイツ出版協会から平和賞を受賞。著書に『父親なき社会―社会心理学的考察』『攻撃する人間』『喪われた悲哀―ファシズムの精神構造』などがある。1982年没

金森誠也[カナモリシゲナリ]
1927年生まれ。広島大学、静岡大学、日本大学教授を歴任。主な訳書に、テオ・ゾンマー『ナチスドイツと軍国日本』(時事通信社)、オットマール・フォン・モール『ドイツ貴族の明治宮廷記』(新人物往来社)、ヴェルナー・ゾンバルト『ブルジョア 近代経済人の精神史』(中央公論社)、同『ユダヤ人と経済生活』(荒地出版社)、同『恋愛と贅沢と資本主義』(講談社学術文庫)など多数がある

安藤勉[アンドウツトム]
1947年生まれ。日本医科大学助教授。訳書に、ラインホルト・ヴェルナー『エルベ号艦長幕末記』(新人物往来社)、ヴェルナー・ゾンバルト『ユダヤ人と経済生活』(荒地出版社)、アドルフ・フィッシャー『100年前の日本文化』(中央公論社)(以上いずれも、金森と共訳)、ヴィルヘルム・シュタイニッツァー『日本山岳紀行ドイツ人が見た明治末の信州』(信濃毎日新聞社)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アドルフヒトラー

0
裁判での供述や人体実験を行っていた主要人物同士のやり取りが残っている手紙を根拠に書かれた本 安楽死についての記述が一番多い 安楽死を実際に行っていたカール・ブラントによるニュルンベルク医師裁判の法廷での弁護人とのやりとり(対話形式)を読む限り信念をちゃんと持って、それが正しいか悪いかは別として安楽死を実行していた(判決は死刑) こういう人体実験がなければ今の医療技術まで進歩しなかったのは事実 今後は人権無視出来る国の医療技術が発展していくと思う2016/10/02

Lambda

0
海水実験や低温実験、ウイルス、毒ガスなどの人体実験による殺害が行われていた。 非常に非道徳的であり、あってはならないものだが、この実験によってわかったことがあることも事実。 人類の進歩には非常に重要であるが、倫理的にNGであり、そこまでして急速な人類の進歩に貢献しないため、このような実験は公に行われないだろう。2022/04/02

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