内容説明
ユダヤ教神秘思想の真髄であるカバラは、その秘教相伝性(みだりに文字に立てない)所以もあり、謎をたたえた相貌で依然として『しられるべきしられざるもの』のままである。1910年生れ、ジュネーブ大学で永くカバラを講じた大ラバンである著者サフランは欧州で尊敬される導師であり、ミドラシュ、タルムド、ゾハルなどユダヤ伝承の蓄積を通し、歴史と自然・存在と虚無の問題を自らの溢れる内部から今日の我々の語りかけ、ユダヤからゆさぶる神と人の根源問題を呈示する。
目次
第1部 『カバラ』の統一性(伝承、法、歴史;歴史、自然、トーラー)
第2部 『カバラ』の教義(人から神へ;神から人間へ)
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- 和書
- 土壌物理実験法