ローマ教皇歴代誌

ローマ教皇歴代誌

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  • サイズ A5判/ページ数 300p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422215136
  • NDC分類 198.22
  • Cコード C0022

出版社内容情報

【解説】
ローマ教皇は、2000年もの長きにわたって、キリスト教の進路を決めてきただけでなく、ヨーロッパの政治や文化にも深く関わってきた。歴代の教皇たちは、十字軍遠征を呼びかけ、ルネッサンス芸術を庇護し、周辺諸国の王位の継承にも介入した。
本書には、聖ペトロからヨハネス・パウルス2世までの全教皇が登場する。それぞれの性格や功績、醜聞までもが詳述される一方で、史料、引用、図版の充実ぶりにも他に類がない。楽しい歴史読み物として、また参考資料として、本書は読者に新しい発見と知的な刺激を提供することになるだろう。

内容説明

263人の教項を完全収録。聖ペトロからヨハネス・パウルス2世まで、ローマ教項263人の個性的かつ人間的な素顔を紹介。キリスト教世界のみならず、政治や文化の領域にも多大な影響を与え続けたローマ教皇の存在を通して、2000年の世界史が壮大なひとつの物語となる。

目次

第1章 権力のめばえ―64/68‐604年
第2章 東西のはざまで―604‐1054年
第3章 十字軍とアヴィニョン捕囚―1055‐1492年
第4章 栄光から衰退へ―1492‐1769年
第5章 始まりに立ち返るために―1769‐1997年

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

14
今のベネディクト16世は載ってなかった。人名はほとんど頭に残らなかった。2011/11/25

富士さん

7
再読。ローマ教皇全員の名前と略歴が知れる貴重な本です。特に西ローマ帝国の復活からクリュニー改革あたりまでの中世史は触れられる類書はほとんどないと思うので、出色です。カトリック・キリスト教会の長であると同時に、イタリアの主権者であり、ローマの王である教皇の歴史は、金と暴力と意地と欲が織りなす歴史であり、そこから切り離されて初めて真の宗教指導者となったということは押さえておくべきことでしょう。聖職者は高潔であると本気で思っている人はまれでしょうが、高潔であるには信者も含めた環境が重要なのだとよくわかります。2021/05/02

Saiid al-Halawi

5
今でこそキリ教精神世界のリーダーとしてのイメージが普及してるけど、古代ローマ時代から現代に至るまでカトリック教会という政治勢力の確たる指導者として近隣の諸勢力と様々な政治的干渉を繰り広げてきたポスト。でも老齢で就任することが多いからか、就任後に病気とかで割とすぐ死ぬ人が多い。ボニファティウス8世とかグレゴリウス7世とか有名な人はまだしも、名前が紛らわし過ぎ。2012/02/28

修羅豹

3
日本史年表と照らし合わせて読むと面白いです

トミーチェ

1
図書館本。欧州史やキリスト教史には欠かせないローマ・カトリック教会のトップ、教皇のなんと多彩で面白くてメチャクチャなことか。信徒の牧者が権威を高め世俗の権力者に容喙し出した時、教皇位の変質が加速した。それから再び司牧として精神的指導者に戻るまで。もしくは高みから引きずり降ろされるまでと言うか…。今はキリスト教徒に限らず、世界に平和を願う人々の代表として活動する教皇に、かつてはこんな俗人が沢山いたのだと知るのも歴史の楽しみのひとつだと思う。2018/02/25

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