出版社内容情報
【解説】
発掘史を追いながら,各時代におけるギリシア文明の評価,人々の美意識に与えた影響などを明らかにし,また遺跡の破壊,略奪という負の歴史も描きだした。
内容説明
トロイアの遺跡、クノッソス宮殿、ミロのヴィーナス…。遺跡・遺物の宝庫であるエーゲ海周辺で繰り広げられた発掘調査の歴史は、国家間の破壊、略奪という負の歴史でもあった。ギリシアの豊かな芸術遺産を巡る国と人との物語。
目次
第1章 「考古学」と「美術史」の始まり
第2章 キリアコスとギリシア再発見
第3章 大旅行時代の幕開け
第4章 古典世界への憧れ
第5章 略奪者の時代
第6章 独立戦争の時代
第7章 シュリーマンとエヴァンズ
第8章 20世紀のギリシア考古学