内容説明
ローラは60歳をすぎてから、自分の一生を“小さな家シリーズ”として物語に綴った。本書の手紙が書かれたのは、1915年ローラが48歳の時である。西部を横断し、娘ローズのいるサンフランシスコへ行ったローラは、夫にあていったい何を書き送ったのか。ローラから夫アルマンゾへあてた愛と感動の書簡集。
目次
サンフランシスコ 世界中で最も愛されている都市
イントロダクション
オンザウェイ
サンフランシスコ
付録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こかげ*ゆるゆる
13
ローラ48才の時、サンフランシスコに住む娘ローズのもとへ遊びに行った時にアルマンゾへ書き送った書簡集。ローラはすでに有名な作家のローズに手ほどきしてもらうまでは物語を書かないと記していたけど、手紙を読むだけで大草原シリーズのように景色や人々、食べ物が浮かんできて、やっぱりローラは天然の作家さんだなって思えた(#^^#)必ず最後に愛をこめてとか、愛してますと書かれていて、アルマンゾの体の調子や生活を心配していて、ステキ夫婦だー(●´ω`●)。+*#2014/02/24
けいちか
3
大草原の小さな家シリーズで有名なローラが一時期家を離れて、サンフランシスコで万博が開かれていた時期に、そこで働いていた娘夫婦のところに遊びに行った時に、言えに残っていた夫にあてたレターの数々。ローラではなく、ベッシーと呼ばれていたとか、アルマンゾもマンリーなんだ、とか、いろいろ発見。既にジャーナリストとして働いていた娘から、お金になる記事の書き方を教えてもらおうとしていることが書かれていて新鮮。2013/11/22
りらこ
0
お話のなかのローラは幌馬車で旅をするフロンティア時代の女の子だったのに。そんな彼女が汽車でサンフランシスコまで旅をするなんて。いかに発展目覚ましい時期だったのか、と改めて思いました。ローラが日本について語っているのもなんだか不思議な気分。2017/07/21