内容説明
来るべき21世紀の社会福祉はどのような姿になるのであろうか。本書では、理論と政策という観点から、第一線で活躍する研究者、また新進気鋭の若手研究者たちが、20世紀の社会福祉の流れをふまえて来るべき時代の新たなヴィジョンを描き、新しいパラダイムを提示することを試みている。それぞれの独自の視点から展開される刺激的な議論は、新たな時代における社会福祉のパラダイムが構築される原動力となるにちがいない。
目次
序章 社会福祉21世紀への課題
第1章 社会福祉理論のパラダイム転換
第2章 福祉多元主義の系譜と特質
第3章 地域福祉計画の評価とその基準
第4章 障害者福祉計画の策定
第5章 児童福祉計画の検証と評価
第6章 措置と契約―利用方式の再検討
第7章 地域福祉計画における行政と住民参加
第8章 ボランティア活動と福祉コミュニティ
第9章 福祉の経済的前提認識の転換―再び「社会保障と国民負担」について