青春新書インテリジェンス
面白いほどスッキリわかる!「ローマ史」集中講義

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  • サイズ 新書判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784413043267
  • NDC分類 232
  • Cコード C0222

内容説明

イタリアの小都市国家がなぜ“世界”を制覇できたのか?「建国」から「共和政の確立」「イタリア半島統一」「地中海制覇」、そしてカエサル(シーザー)やクレオパトラ、オクタウィアヌス(アウグストゥス)が登場する「内乱の世紀」を経て、「パックス・ロマーナ(ローマの平和)」で繁栄の絶頂へ。やがて衰退、分裂、滅亡へと至るローマ帝国。西洋文明の原点と歴史のダイナミズムを堪能できる一冊。

目次

第1講 ローマ建国の真実―日本の建国伝承ともどこか似ているその始まり
第2講 「共和政」の誕生―後のアメリカにも影響を与えたしくみ
第3講 イタリア統一への道のり―“世界”制覇の礎を築くターニングポイント
第4講 我々の海(mare nostrum)―カルタゴを破り、地中海世界の勝者となれた理由
第5講 なぜローマは“帝国”となったのか―歴史上、類を見ない大帝国を築けた秘密
第6講 内乱の一世紀―ローマ分裂の危機と、カエサルら英傑たちの壮大なる権力闘争
第7講 最盛期のローマ―帝政の始まりから五賢帝へ、「ローマの平和」の虚々実々
第8講 ローマ的世界に生きる―景観から生活習慣まで、西洋文明に継承された“ローマ的なるもの”
第9講 崩壊する帝国―キリスト教の進展と、混乱、分裂、滅亡…盛者必衰の歴史模様

著者等紹介

長谷川岳男[ハセガワタケオ]
1959年神奈川県生まれ。上智大学大学院文学研究科を単位取得のうえ満期退学。駒沢大学、国学院大学などの非常勤講師を経て、鎌倉女子大学教育学部教授。専門は西洋古代史で、研究テーマはヘレニズム期のポリス世界、ローマ人のギリシア認識、西洋文明におけるギリシア文化の受容など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masabi

17
ローマ建国から帝国崩壊までローマ史を概観する。年表や地図、仕組みの図があって分かりやすい。ローマの帝国主義的性格がローマを取り巻く社会的環境、個人、経済構造にそれぞれ原因があることがわかり良かった。ローマ化とローマの安定に都市が大きな役割を果たしたことは意外である。ナショナリズムと欠如など現代と違いはあるが、これからもローマは西欧文明の期限として特別な地位を占めるだろう。2016/06/25

Taka

7
学ぶべきことは多々あるが、表面的な事柄だけを見るのは危険。ローマ人はローマ人なのだから。とまずは釘を刺される。ロムルスからロムルスまで。ローマは如何に歩んだか。屈指の魅力的な英雄集うローマ史。その派手さに目をうばわれがちだが、何故その人物が活躍することになったのかの背景が歴史にはある。共和制とは何か。優れていたのはどこか?何故ローマは世界支配に乗り出したのか。現在の戦争も一方で莫大な利益を得る。ローマ人人には戦うことで得られる経験や名声が必要だった。内乱から五賢帝へ軍人皇帝に至りキリスト教支配へ流れ2022/03/02

lop

3
ギボンのローマ帝国衰亡史の前に復習として読んだ。この一冊じゃ内容が限られていて物足りなかった。ローマ人の物語をまた1から読みたくなってしまった。。。2016/12/22

めぐみこ

2
ローマ史のざっくり解説本。概略だけど年表もあるし地図もあるし、なんとなくわかった気になるにはいいかも?2012/11/24

ハム太郎

2
古代ローマの成立から東西分裂するまでの通史。ローマ帝国の政治体制やローマ市民の要求などの社会背景が歴史的事件への引き金になる様子・必然性がよく描かれ、非常に簡潔でわかりやすかった。西洋文明・文化の下地となっているローマ。興味はつきない。2012/07/01

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