内容説明
古代日本文化の深層形成に果した中国哲学・思想の役割を、道教をキーワードに歴史・考古・民俗ほか様々な視点から追究した注目の共同研究。
目次
「基層」発掘―常世と神
道教における「〓」と「章」―『延喜式』の「祭祀」と「祝詞」に寄せて
日本における人形の起源
律令祭祀論の一視点
「急々如律令」を探る
養老改元―醴泉と変若水
長岡京・平安京造都と道教思想
「石上松生剣」伝承考
石上神宮の成立―歴史地理学の一視点
大陸の島の文化―その移転と経済
オカメ・ヒョットコ考―日本民俗における易の受容