カルチュラル・ターン、文化の政治学へ

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  • サイズ B6判/ページ数 377p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409040591
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C3010

出版社内容情報

カルチュラル・スタディーズを軸に現代社会を批判的に読み解き、越境的知の可能性を追う。

内容説明

カルチュラル・スタディーズの地平から、消費文化とサブカルチャー、グローバル化とメディア・ナショナリズム、新しい空間論と文化的公共圏等々の問題を広く深く論じ、現代社会を批判的に読み解く豊饒な理論の集成。

目次

序章 カルチュラル・ターン、文化の政治学へ
1 カルチュラル・スタディーズとは何か(岐路に立つカルチュラル・スタディーズ;経験としての文化言語としての文化 ほか)
2 グローバル化の文化地政学(グローバル化と脱‐配置される空間;グローバル化のなかの文化と権力 ほか)
3 メディア天皇制とナショナリズム(メディア天皇制とカルチュラル・スタディーズの射程;雑誌メディアとナショナリズムの消費 ほか)
4 変容するメディアと文化的公共圏(読書の崩壊と文化的公共圏;メディア・リテラシーと文化の批判的実践 ほか)

著者等紹介

吉見俊哉[ヨシミシュンヤ]
1957年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。専攻は、社会学、カルチュラル・スタディーズ。現在、東京大学社会情報研究所教授
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感想・レビュー

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SQT

1
カルスタの流れと理論的背景。著名な作品の紹介が丁寧になされ、学説史を追える。ポスコロとの違いとして、カルスタは日常を問題化していることが強調される。グラムシのヘゲモニー概念について。作る側だけでなく、それを受容する側にもある対抗的な実践。テレビをどう観るか→テレビを観ることというハビトゥス自体の政治性orテレビをどこで観るか。グローバル化→空間の圧縮→逆説的な空間の問題化。グローバルorローカルで言い切れない、文化受容の際の変換。天皇の行幸→電信網作れ!→メディア環境のハード面での形成。2018/01/10

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